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白川静の世界

三千年をさかのぼる漢字の起源をつまびらかにし、
東洋の精神を探り続けた偉業の研究者、白川静―。
その生涯と業績を紹介し、遺された講話を盛り込みながら漢字の生い立ちと構造を探るとともに、「祭り」によって日中の文化的類似性も明らかにした初めての映像版「白川静の世界」。
最新刊のDVDシリーズ。

【第一巻】学問の道(48分)
ナレーション・浜畑賢吉
獣骨や亀甲、青銅器に描かれた文字を何万回と写し取るうちに、その意味と成り立ちが見えてきたという白川先生。最初の学問の目標であった『詩経』と『万葉集』の比較研究を行う為には、中国古代の文字、民族を理解する必要があった。古代文字に独自の解釈を打ち出し、新しい文字学を展開。そして、四千頁を越える字書三部作を作り上げた。先生の生涯、研究方法、業績を紹介する。

【第二巻】生きている漢字(49分)
ナレーション・伊藤惣一
文字は記号や文様、図象等から発展していった。動物の骨や亀の甲羅に刻された甲骨文字、青銅器に鋳込まれた金文の変化と体系化の過程、そして漢字として生まれた歴史を解説する。また、日本では漢字がどのように受け止められ、定着していったのか、『万葉集』等を例に考察。先生の講話を随所に盛り込み、人間の営みと深く結びついている漢字の生い立ちと構造を探る。

【第三巻】祭に見る漢字のものがたり(48分)
ナレーション・浜畑賢吉
「人身御供」「異人殺し」「文身」等、紀元前16世紀頃の中国古代王朝「殷」で行われていた風習が今も日本各地で息づいている。日本海沿岸に古くから伝わる祭礼を取り上げ、古代中国と日本文化の類似性を明らかにしていく。また元来神との通信手段であり、呪的儀礼を文字化したものであるという漢字の成り立ちとその意味を、祭礼、年中行事を通してふんだんに紹介、解説する。

●仕様:DVD3枚・オールカラー
●企画:(株)紀伊国屋書店
●製作:(株)ポルケ
●販売:アートデイズ
●協力:西川照子

※この商品は、平成16年に発売されたビデオ「白川静の世界 全三巻」をDVD化したものです。

白川 静(しらかわ・しずか)
中国文学者であり漢字研究の第一人者。立命館大学名誉教授。明治43年、福井県に生まれる。昭和16年、31歳で立命館大学法文学部漢文学科に入学。卒業後、昭和29年より立命館大学教授を務める。昭和59年、50年に及ぶ研究成果を盛り込んだ漢字のの字源辞典『字統』を刊行、続いて『字訓』を刊行。平成8年には13年半かけて執筆した漢和辞典『字通』を刊行し、字書三部作が完成した。平成16年文化勲章受章。平成18年10月30日、96歳で死去。

白川静の世界

東洋の精神を探り続けた偉業の研究者、白川静―。

価格:16,500円 

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DVD
商品コード:
861192142
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ISBN978-4-86119-214-2 C0881 \15000E