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『黒白二鼠図』完全複製版

『譬喩経』のたとえ話
ある時、旅人が荒野を歩いていると、突然、猛獣に襲われました。旅人は慌てふためきましたが何とか逃げ出し、ちょうどそこにあった空井戸にこれ幸いと駆け寄り、その口から垂れていた一本の藤づるにつかまり下に降りていきました。やがて猛獣が追いつき、井戸の中をのぞいて激しく吠えましたが、降りることはできません。
旅人はやれやれと安心したものの、ふと底を見ると恐ろしい毒をもった龍が大きな口を開けていました。驚いて途中で止まり、まわりの崖に足をかけようとしましたが、そこにもまた毒蛇がいて今にも襲いかかろうとしていました。旅人はますます恐れおののき、今はもうこの藤づるだけが命の綱だと、懸命にそれにしがみつきぶら下がりました。
ところが今度は、井戸の口の所に黒と白の二匹の鼠が出てきて、かわるがわるそのつるの根をかみ始めたではありませんか。旅人は、これは大変だと、しきりにつるを揺さぶりましたが、つるが揺れるに連れて、たまたま根元にあった蜂の巣から数滴の蜂蜜がこぼれ落ち、偶然にも旅人の口の中に入りました。その蜜は何ともいえないおいしい味でした。それから旅人は眼前に迫っている自らの置かれた恐ろしい現実をすっかり忘れて、ただ落ちてくる蜂蜜をもっとたくさん口に入れようとしきりにもがき始めた、というお話です。

【仕様・体裁】
掛軸寸法:179.5cm×63.5cm
技 法:デジタル特殊美術印刷
用 紙:越前鳥の子和紙
軸装仕様:「真」丸表具(袋仕立)
中 廻:箔入貴船緞子 丸紋雲に龍
軸 首:黒檀

絵師 道成(えし・どうせい)

本名 國井正廣
1951年 画家国井幸雪の長男として生まれる。
幼児期より絵師とする為の美術鑑賞、実践的技法等の教育を受
ける。
1975年 絵師(道成)として作家活動を開始。
1986年 長谷寺両界曼荼羅、制作を期に高島屋にて仏画展、その他各地
にて個展、以後高野山、長谷寺、善光寺(長野)、光明寺、その他
名刹より御縁を頂く。
1996年 天台宗比叡山延暦寺において、天台大師1400年大遠忌法要に
あたり、天台大師御影を制作。
同年、天台山国清寺可明法師より佛師号(法橋)を賜る。

『黒白二鼠図』完全複製版

『譬喩経』のたとえ話。

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仏教法宝物
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